こんにちは、エェコです。
今回はリハビリ病院のセキュリティについて。
病院で違いがあると思いますが、父が入院していたところはこんな感じでした。
高次脳機能障害がある父は身体は元気でしたが、短期記憶が保てない状態でした。ですので、「病院に入院している」という現状を覚えていられないのです。
そんな父が「ここはどこだ?」「家に帰らないと」となったら…身体は元気でスタスタ歩ける状態です。簡単に出ていけますよね。
それが怖かったのですが…病院側もそこに関してはプロです。
色々と対策がされていました。
まずは父のような症状の方は上の階に入院していた印象です。
窓は当然開かず(転落防止)外に出るにはまずエレベーターや階段を使って下に降りなければならない。
そのエレベーターや階段なども簡単に使えない仕様になっていました。
特に階段の扉は鉄扉で…防火扉のようにとても重くて分厚い扉。
これは老人1人の力では開けずらい重量でした。
万が一そこを突破しても受付でチェックの目が光ってます。
父の注意書きが貼ってあったのを最初に見た時はビックリしてしまいました。
入り口にも昼間は警備員が立っていましたので、昼間は勝手に外に出る事は不可能なんじゃないかなと思いました。そして夜はがっちり施錠されています。
父が入院していた病院はこじんまりとした病院だったので実施できた対策だったのかもしれません。
幸いにも父は脱走の素振りすら見せず、大人しく(?)過ごしていました。
入院している本人には自由はあまりありませんが…命を守るのには仕方がないことだと思います。
家族の手が届かない場所で対策してくれる病院には本当に感謝です。