突然父が倒れた!
父の全てを背負った日々を1人娘が振り返る
vol.1「隣の芝生は青く見える」

今回から連載をはじめさせていただくエェコと申します。

漫画にも描きましたが、父が突然倒れ9ヵ月後に亡くなるまで…本当に怒涛の日々を送りました。
そのあたりの詳しいお話は私のブログで描いたのですが、 オヤトリドリさんのほうではブログで描き切れなかった「私のより深い心情」や「裏話」的なものをさらに描いていきたいと思っています。
よろしくお願いいたします。


そんなわけで1話目は父が倒れてすぐ私が思っていたことです。
1人で全部父の命を背負うって…本当に大変で辛くて苦しくて…せめてもう1人家族がいたら…と思っていました。
はじめて子どもが生まれた時も「命を預かるって大変」だと思っていましたが、こちらは「これからある明るい未来のために」でした。
でも父の場合は「これから終わりを迎えるため」です。
この差はかなり大きくて、「命を預かる」といえど全く違うもので、人の終わりを私1人で全部決める・行動することへの責任が重すぎました。

そんな孤独のなか、頼ったのがネット。
同じ経験している人いないかな…と検索をかけると私とは違う悩みを発見。
「兄弟が私に親の介護を押しつけて全然参加してくれない」
「父の介護で母との意見が違って言い争いになった」

…という複数人で介護をしている方々の悩みでした。

そうか…複数人で介護する場合にもこんな悩みがあるんだ…。
そりゃそうか、何人で介護するにも「命を預かる」んだもんね…。
意見が違ったり、大変なことを押しつけるとか…あるよね。
そう、みんな責任を背負ってるんだ…。介護はみ~~んな大変なんだ。

…と「隣の芝生は青く見える」のを体験したお話でした