暑さで疲れた体が喜ぶスイーツのレシピと疲労回復のポイント

暑い日が続くと疲れはたまる一方。そんなときは、疲れた体が喜ぶスイーツレシピを試してみませんか?ひんやりとしていておいしく、疲労回復に役立つ栄養素もたっぷり摂れるレシピです。また夏の疲労を回復させるポイントを知って、暑さがやわらぐまで、もうひとふんばりしましょう。

夏のたまった疲労を回復させるには?

夏に疲れがたまりやすいのは、食欲が落ちて栄養補給ができなかったり、睡眠がしっかりとれていなかったりするなど、さまざまな原因が考えられます。疲れがたまると毎日を元気に過ごせないばかりか、熱中症のリスクとなるのも心配です。 夏のたまった疲労を回復させるには、しっかり食べてよく寝て、そして疲れによい食べ物を取り入れることが大切です。疲労回復のポイントを詳しくお伝えします。

1. 毎日3食とる

暑さで食欲が落ちてしまうと、食事がおろそかになってしまったり、朝ご飯を抜いてしまったりするかもしれません。しかし、疲労回復にもエネルギーが必要であるため、食べないとどんどん悪循環になってしまいます。

1食でも抜いてしまうと、1日に必要な3分の1の栄養補給ができなくなることに。食欲がなくても食べられるものを選んで、できるだけ3食とるように工夫してみましょう。

特に朝ご飯は熱中症対策にも大切です。朝ご飯を食べないと、塩分やミネラルが不足して、熱中症のリスクを高めてしまいます。暑さがやわらいでくる9月になっても熱中症の心配は続くため、油断せずに対策しましょう。

ちょっと塩気を効かせたおにぎりやみそ汁など、簡単なものでよいので、試してみてください。

疲れたときに食べたい食べ物については、のちほど改めて紹介します。

2. 質のよい睡眠をとる

睡眠は体を回復させるために大切です。毎日十分な睡眠時間を確保するのはもちろん、質のよい睡眠がとれるよう工夫してみましょう。 質のよい睡眠をとるには、眠りにつく前にリラックスすることが大切です。就寝の1時間ほど前から、光の刺激が強いテレビは消すようにし、スマートフォンの使用も最低限にしておきます。また室温の高さも睡眠の質を低下させるため、夜間も冷房を無理なく使うようにし、ぐっすり眠れるようにしましょう。

疲れによい食べ物とは?

3食の食事の中でも、疲れによい食べ物を取り入れるようにすると、夏の疲労回復を助けてくれます。バランスのよい食事を心がけながら、次に紹介する食べ物を取り入れてみましょう。

1. クエン酸を含む食べ物

クエン酸は柑橘類や果物、梅などの酸味のある食べ物に含まれ、疲労回復に役立つ可能性があると知られている成分です。料理にレモンや酢をかけたり、果物を食べるようにしたりするとよいでしょう。 さわやかな酸味が食欲アップも助けてくれるため、食欲がないときにもおすすめです。

<クエン酸を含む食べ物> キウイフルーツ・レモン・梅干し・酢など

2. ビタミンB1を含む食べ物

ビタミンB1は糖質からエネルギーを作り出すために必要な栄養素です。夏は麺やご飯などの主食に偏ってしまいがちですが、そのような食生活ではビタミンB1の不足が心配です。極端に不足すると、うまくエネルギーを作り出せなくなり、倦怠感を生む原因となります。 ビタミンB1は特に豚肉に豊富であるため、意識して取り入れてみましょう。

<ビタミンB1を含む食べ物> 豚肉・うなぎなど

3. スタミナをつける食べ物

スタミナをつけてくれる食べ物も取り入れてみましょう。スタミナがつく食べ物は、疲れた体を回復させるエネルギーや栄養補給にもなります。

特ににんにくや卵などは、昔から「滋養強壮によい」といわれる食べ物です。夏の疲れが気になるときはぜひ取り入れてみてください。

<スタミナアップに役立つ食べ物> にんにく・うなぎ・卵・山芋など

暑さで疲れた体が喜ぶ!キウイとみかんのヨーグルトアイスのレシピ

暑さで疲れた体が喜ぶ、スイーツのレシピを紹介します。暑いときに食べたくなるアイスですが、市販のものばかりだと栄養が偏る原因に。栄養たっぷりの手作りアイスなら、夏の栄養補給に役立ってくれます。

今回は、クエン酸を含むキウイフルーツとみかん缶、レモン汁を使ってアイスを作ります。甘みづけには、はちみつを使用。はちみつはブドウ糖を含み、素早くエネルギーチャージをしてくれます。ヨーグルトのさわやかな酸味で、さっぱりと食べられるため、ぜひお試しください。

それでは作り方を紹介します。

キウイとみかんのヨーグルトアイスの作り方

<材料(作りやすい分量)>

  • グリーンキウイ…1個
  • みかん缶…1缶(190g)
  • ヨーグルト(無糖)…200g
  • はちみつ…大さじ3
  • レモン汁…小さじ1

<作り方>

1.キウイは1cmの厚さのいちょう切りにする。みかん缶は汁気を切る。

2.ジッパー付き保存袋に1、ヨーグルト、はちみつ、レモン汁を入れてジッパーを閉じる。袋の上からキウイとみかんを手でつぶし、よく混ぜ合わせる。

3.平らにして冷凍庫に入れる。2時間後に一度取り出してよくもみ、再び冷凍庫に入れて6時間以上冷やし固める。

<ポイント>

余裕があれば、2時間おきに冷凍庫から取り出してもむようにすると、さらになめらかになります。固くなってしまったときは、室温に5分ほどおくとやわらかくなります。

たまった疲労を回復して、酷暑を乗り切ろう

夏の暑さもあともう少し。体調をくずさないよう、食べ物や生活習慣を工夫し、たまった疲れを回復させて元気に夏を乗り切りましょう。