朝晩の冷え込みが気になる時期は、温かいスープがおいしく感じますよね。
季節の変わり目を元気に過ごすためにも、旬の野菜を取り入れた、栄養満点のスープを取り入れてみませんか?
体調を整えるのにも役立つ旬の食材の特徴と、体あったまる秋野菜の豆乳みそクリームスープのレシピを紹介します。
季節の変わり目に取り入れたい旬の食材
秋が旬の食材は、季節の変わり目にぴったりな栄養豊富なものばかり。
どのような特徴があるのか、詳しく見てみましょう。
・さつまいも
秋の味覚の代表であるさつまいもは、カリウムやビタミンC、食物繊維を豊富に含みます。
特にさつまいもに含まれる食物繊維は、腸活におすすめです。
食物繊維により腸内環境が整うと、免疫機能の維持をサポートしてくれるうれしい働きが期待できます。
秋から冬にかけては乾燥しやすく、感染症が流行しやすくなるため、腸内環境を整えるのに役立つ、食物繊維の豊富な食材を積極的に取り入れることが大切です。
・れんこん
秋に旬を迎えるれんこんは、実はビタミンCが豊富なことをご存じですか?
100gあたりのビタミンC含有量は48mgであり、1日に必要なビタミンCの約半分の量に当たります。
ビタミンCは粘膜を健やかに保つのに欠かせず、また抗酸化作用もあることから、寒くなる時期に積極的に摂りたい栄養素です。
またれんこんに含まれるビタミンCは熱に強いとされているため、安心して加熱調理に使えます。
煮物やスープ、炒め物など、さまざまな料理に活用しましょう。
・かぼちゃ
夏に収穫されたかぼちゃは、秋ごろになると追熟され、甘みが増して濃厚な味わいになります。
かぼちゃは「ビタミンA・C・E(エース)」といわれる栄養素をどれも豊富に含む、優秀な食材です。
ビタミンA・C・Eは抗酸化作用が高く、免疫機能の維持や老化の予防など、健康づくりはもちろん、美容面にも役立ってくれます。
秋野菜の豆乳みそクリームスープのレシピ
朝晩の冷えが気になる時期にうれしい「秋野菜の豆乳みそクリームスープ」のレシピを紹介します。
旬のさつまいも、かぼちゃ、れんこんに、体にやさしい豆乳を合わせました。
みそのコク深い味わいと、野菜の甘みがとてもよく合います。
豆乳は良質なタンパク質のほかにも、鉄やイソフラボンなどの栄養素や成分を含み、女性の健康づくりを助けてくれる食材です。
そのまま飲むのが苦手な場合は、このようなスープのレシピをぜひ試してみてください。
・秋野菜の豆乳みそクリームスープの作り方
<材料(2人分)>
玉ねぎ…1/4個
さつまいも…1/3本
れんこん…1/3節
かぼちゃ…60g
オリーブ油…適量
薄力粉…大さじ1
水…200ml
コンソメスープの素(顆粒)…小さじ1
豆乳(調製)…200ml
みそ…大さじ1
塩、こしょう…少々
<作り方>
1.玉ねぎは薄切りにする。さつまいも、れんこんはいちょう切りにしてサッと水にさらし、水気を切る。かぼちゃは一口大に切る。
2.鍋にオリーブ油を入れて中火で熱し、1を入れて炒める。玉ねぎがしんなりとしたら、火を止めて薄力粉を加えてよく混ぜる。
3.2に水を少しずつ加えてよく混ぜ、コンソメスープの素を加えて再度中火にかける。沸騰したら弱火にしてふたをし、野菜がやわらかくなるまで約5分煮込む。
4.3に豆乳、みそを加えて沸騰させないように温め、塩、こしょうで味をととのえる。
<ポイント>
豆乳は加熱しすぎると分離してしまい、口当たりが悪くなってしまいます。
豆乳を加えた後は、沸騰させないように注意しましょう。
お好みで鶏肉やベーコンなどを加えてもおいしくお召し上がりいただけます。
季節の変わり目は栄養豊富な食材を取り入れよう
体調が整いづらい季節の変わり目は、旬の食材を積極的に取り入れて栄養補給をしましょう。体をしっかり温めて、元気に過ごしてくださいね。