栄養価の高い食材を使って!
春を味わう栄養満点な旬レシピ

暖かくなるにつれ、春が旬の食材がたくさん出回るようになってきます。
寒い季節を乗り越えた春の食材は、栄養価の高いものばかり。

今回は健康づくりに役立つ春の食材の中でも、特に栄養価の高いたけのこ、アスパラガス、新じゃがいもの特長をお伝えします。
また、たけのことアスパガラスを使った、春を味わう簡単レシピも紹介します。

春が旬の食材の特徴と栄養価

春の食材はたけのこ、アスパラガス、新じゃがいものほかにも、新玉ねぎ、スナップえんどう、セロリなどさまざまなものがあります。

中でも健康づくりに取り入れたい野菜3つについて、特長や栄養価をお伝えします。

・たけのこ

春の代表的な食材であるたけのこ。旬のものを食べられる時期は限られているので、毎年楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
甘い味わいや豊かな香りは、旬ならではの味わいです。

たけのこは野菜の中でも特に食物繊維が豊富です。100gあたりの食物繊維は3.3gであり、不足しがちな食物繊維の補給に役立ちます。食物繊維は血糖値やコレステロール値を下げるのをサポートしてくれるため、生活習慣病対策にぴったりです。

またたけのこには、腸内で善玉菌を増やしてくれるオリゴ糖が含まれます。腸内環境を整えたいときに、ぜひ取り入れてみましょう。

・アスパラガス

春のアスパラガスは、やわらかくて香りがよく、クセがないのでどのような料理にも合わせやすいのが特長です。旬の時期は、シンプルな料理で素材の味を楽しんでみてください。

アスパラガスはβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化作用のあるビタミンが豊富です。抗酸化作用のあるビタミンは、動脈硬化やがんの予防にも役立つほか、老化防止にも役立ってくれます。

・新じゃがいも

水分が多くてみずみずしく、皮ごと食べられる新じゃがいも。軽い食感と皮の風味がよく、さまざまなおかず作りに大活躍してくれます。

新じゃがいもは皮ごと食べられるので、食物繊維の補給にぴったりです。またじゃがいもに含まれるビタミンCは熱に強いため、効率的に栄養補給ができます。

季節の変わり目はなにかと体調が整いづらい時期ですが、このような栄養豊富な食べ物を取り入れて、元気な体の土台作りをしましょう。

たけのことアスパラの塩昆布炊き込みご飯のレシピ

春を味わう「たけのことアスパラの塩昆布炊き込みご飯」のレシピを紹介します。

春の定番であるたけのこご飯に、アスパラガスを加えて味わいと食感、彩りのアクセントに。クセのない旬のアスパラガスだからこそ、ご飯にもよく合います。

また味付けは塩昆布でシンプルに。昆布のうまみもたっぷり楽しめます。たけのこが手に入った際は、ぜひお試しください。

・たけのことアスパラの塩昆布炊き込みご飯の作り方

<材料(4人分)>
米…2合
たけのこ(茹で)…1個(約150g)
アスパラガス…2本
塩昆布…20g

<作り方>
1.洗った米を炊飯釜に入れ、2合の目盛り~やや多めにあわせて水加減し、30分ほどおいて浸水させる。

2.たけのこはいちょう切りにする。アスパラガスは硬い部分を除いて塩茹でし、冷水にとって1cm幅の斜め切りにする。

3.1にたけのこ、塩昆布を載せて、混ぜずに炊飯する。

4.3が炊けたらアスパラガスを混ぜ込む。

<ポイント>
塩昆布はメーカーによって塩気が異なります。炊いた後に味見をして、物足りない場合は塩昆布を5gほど混ぜ込んで様子を見てください。

塩昆布が水分を吸うため、2合の目盛りで水加減するとやや硬めに炊き上がります。やわらかめのご飯が好きな方は、水分の量を少し多めにしてください。

旬の食材でおいしく健康づくりを

旬の食材はおいしさだけでなく、栄養価も高いので、ぜひ積極的に取り入れたいもの。
さまざまな食べ方で、おいしく健康づくりをしましょう。