梅雨に入り、じめじめと湿度が高い時期が続いていますね。
食欲がわかなかったり、だるさを感じたりと、体調の整いづらさを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
栄養価の高い旬の野菜は、不調の予防や改善にぴったりです。
梅雨の体調管理のポイントと、梅雨を乗り切るおすすめレシピを紹介します。
梅雨の体調管理のポイント
梅雨の時期に体調が整いづらいのは、気圧や気温の変化や日照不足、湿度の高さから体内に熱がこもりやすくなることなどが原因といわれています。
梅雨を元気に乗り切るための、体調管理のポイントを紹介します。
・3食しっかりとる
体調管理の基本は、3食しっかりとることです。
欠食してしまうと、疲れを取るのに必要なさまざまな栄養素が不足しかねません。
また朝食をとらない場合は、体の目覚めスイッチが入らずに、不調につながるおそれがあります。
食欲がない場合でも、果物やヨーグルト、さっぱりとしたサラダやマリネなど、簡単なものでよいため、とるようにしましょう。
・体を冷やさないようにする
冷えにより、さまざまな体調不良につながるおそれがあります。冷房を使用する機会が増える時期なので、体を冷やしすぎないよう注意しましょう。
冷房の温度は、室温が28度程度になるように調整するとよいといわれています。オフィスなどで調節が難しく冷えすぎている場合は、ひざ掛けやカーディガンなどで対策するとよいでしょう。
より体を冷やさないようにするには、冷たい飲み物や食べ物を極力避け、常温や温かいものを選ぶのも方法です。冷たいものばかりとっていると、胃腸の不調にもつながるため、ほどほどにしておきましょう。
・快適な環境で睡眠をとる
湿度や室温が高い状態で寝ていませんか?
まだ本格的な暑さになる前なので「これくらいなら大丈夫」と思っていても、睡眠を妨げていることもあります。
十分な休養が取れていないと、なかなか疲れが取れずに、体調を崩してしまいかねません。
寝室の環境が快適かどうかを見直して、適宜冷房を活用するようにしましょう。
こんがり夏野菜のマリネのレシピ
旬の野菜であるパプリカ、ズッキーニ、なす、オクラを使ったマリネのレシピを紹介します。
どれも栄養価が高く、体調を整えたいときに役立つものばかりです。食事が偏ると不足しやすい、ビタミンやミネラルをたっぷり補給できます。
野菜を焼いてからマリネすることで、野菜のうまみが凝縮されて、さらに香ばしい風味も加わります。
また酸味の効いたさっぱりとした味付けで、食欲がないときでも食べやすく仕上げました。
たっぷり作って、常備菜にするのもよいですね。
・こんがり夏野菜のマリネの作り方
<材料(2人分)>
なす…1本
ズッキーニ…1/2本
パプリカ(赤)…1/4個
パプリカ(黄)…1/4個
オクラ…4本
オリーブ油…大さじ2
(A)酢(またはレモン汁)…大さじ2
(A)オリーブ油…小さじ1
(A)砂糖…小さじ1
(A)塩…小さじ1/4
(A)こしょう…少々
<作り方>
1.なすとズッキーニは縦に皮を2~3カ所剥き、1~2cm幅の輪切りにする。パプリカは乱切りにする。オクラはヘタの先端を切り落とし、ガクのまわりを剥き、側面に1cmほど縦に切り込みを入れる(爆発防止)。
2.フライパンにオリーブ油を入れ中火で熱し、1をこんがりと焼く。
3.ボウルまたは保存容器に(A)を入れ、2を熱い内に加えて混ぜ、粗熱が取れたら冷蔵庫で20分置く。
<ポイント>
和えた後に冷蔵庫に入れると、味がなじんでおいしくなります。
今回の野菜は加熱したものが中心ですが、生で食べられるミニトマト、きゅうりなどを加えてもOKです。
バランスのよい食事と休養で梅雨を乗り切ろう
梅雨が明けると本格的な夏がはじまります。梅雨の不調が長引くと、夏バテを招いてしまうことも。
しっかり体調を整えて、暑い夏に備えましょう。