嚥下障害などで口から十分に栄養を摂ることが難しくなると、「胃ろう」という選択肢が示されることがあります。胃ろうの選択に葛藤する家族は少なくありません。今回は、エェコさんがご自身の家族の経験を通して向き合った、胃ろうという選択と、その後に残った思いについてのお話です。








嚥下障害などで口から栄養を摂取できないと「胃ろう」という話が医師から出てくると思います。
胃ろうしたからといって寿命が延びる!といったわけではなく、本人のそれまでの病状や健康状態にも左右され栄養補給の手段のひとつでしかないみたいです。
それゆえ選択が難しい…その選択が本人ではなく家族に委ねられるとなると本当に難しいです。
胃ろうによって栄養がつき元気になる方もいる一方、そうでない方もいて…延命としてとられてしまうケースもありますよね。
私は父が以前言っていた通り胃ろうはしませんでしたが…
今でも「もしあの時胃ろうを選択していたらもっと生きられたのではないか」「父は心変わりして胃ろうしたかったのではないか」と思う時があります。
同時に祖母をみて「とても辛そうで見ていられない」というのも感じました。
多分、どっちも私が感じた命の重みなんだろうなと思います。
どちらもずっと元気でいてほしい。でもそれは叶わない。
辛くて切ないけれど時間をかけてゆっくり受け止めるしかないですね。
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<編集部から>
胃ろうという選択は、誰かが簡単に答えを出せるものではありません。
編集部としても、多くの家族が「これでよかったのだろうか」と問い続けながら日々を過ごしていることを、これまでの記事制作を通して感じてきました。
このお話が、同じように迷いの中にいる方にとって、「自分だけではない」と思えるきっかけになればと願っています。
エェコさんの連載、突然父が倒れた! 父の全てを背負った日々を1人娘が振り返る(前回まで記事はこちらから)





