親がいなくなった家で始まること03
インフラの整理

上大岡トメさんの連載「親がいなくなった家で始まること」の第3回です。

今回は、ご両親のホーム入居後に行った、さまざまな契約の解約や手続きのお話。

公共料金や郵便物の転送、親戚への連絡など、見落としがちな手続きも。トメさんの実体験を交えながら綴っていただきました。

両親がホームに入居した後、実家はしばらく維持することにしました。
私が東京での仕事に合わせ1ヶ月に一回、5日間ほど滞在する。その間、家の換気やらメンテナンスやらをするのです。

常に人がいて生活をするわけではないので、インフラの整理をする。
額の大小に関わらず、無駄なお金は1円たりとも払いたくない、と固く覚悟を決めます。
面倒くさくてずるずる先伸ばしにすると、円単位どこじゃない、万単位でムダなお金を払ってしまうかもしれません。スポーツジムの解約と同じ。今日やめるんだ!今日。

多くの相手は「自動引き落とし」である。
容赦のない敵こそ、鉄は熱いうちに打て!

○インフラ一覧
・電気
・水道
・ガス
・固定電話
・ケーブルテレビ(地上波も含む)
・NHK受信料
・Wi-Fi

味方は電気、水道、ガス、Wi-Fiだ。それ以外は敵とみなす!
いえいえ、いままでさんざんお世話になったのだから、そんな言い方はしなくても。ってことで円満に解約をします。
私はテレビをあんまり見ないので、ケーブルテレビは解約。自動的に地上波も見れなくなったので、NHKにすぐ連絡をして受信料の引き落としを止めてもらいます。

「本当にテレビをご覧にならないんですか?」と念を押されたけど、御社が開発、提供しているNHKプラス(現NHK ONE)があるから問題なし。
自分のウチがある山口でちゃんと受信料を納めてますから!

バッサバッサと、不必要な契約を切っていきます。ちなみにクレジットカード、会費が必要なショッピングの会員も、自宅介護中に私が解約しました。
母に「何か互助会とか入ってないの?」と聞いてみたら、「ない」とキッパリ。

インフラの整理と同時に即やらなくてはいけないこと。それは郵便物の転送。
郵便局に行って、全て山口の自宅に届くように手続きをしました。
区役所からの郵便物はのちのち重要になるので、見落としがないように。

転送された郵便物の中に見慣れないものがありました。互助会です。
連絡をして問い合わせると、母は積み立てをしていて数万円残っていました。
本人はすっかり忘れていたのです。セーフ!!解約、返金の手続きをします。

そしてこれもやりました。

・親戚にホーム入居のお知らせ

自宅介護中からよく連絡を取り合っていたおばたちを除き、入居して2ヶ月以上たって両親が落ち着いたころ親戚に手紙で通知しました。

かつて父と仲が良かったおじ(母の兄)には事前に何も知らせていなかったので、怒ってホームに電話しちゃう、という事件がありました。
おじも認知症が進んでいたのです。
電話を受けたケアマネさんの機転で、電話は2度とかかってきませんでした。

親戚の誰にまでホーム入居を知らせるか、タイミングは考えた方がいいです。
みんな歳をとっているのですから。