GO!GO!介GO! コレが我が家の介護デス vol.5
〜父と共に心がけたこと〜

GO!GO!介GO-!

前回がちょっと重めな「排泄問題」のお話だったので、
今回は少しでも日常を父と楽しく過ごせるために心がけたエピソードを描かせて頂きました。

父の病気は「パーキンソン病」と「レビー小体型認知症」です。
この時期の父の「パーキンソン病」の症状は徐々に筋肉も動きづらくなってきていてボーッとすることも増えてきていました。

そんな時期に父と一緒に時間があれば行っていたのが「ラジオ体操」・「スクワット」・「かかとの上げ下げ運動」です。

ラジオ体操は映像を流して私も父の前に立ち、父は病気のせいもあって「よそ見」したり急に動作が止まるので掛け声をかけながら共に取り組みました。
(声のテンション上げると割と乗ってきてくれる父(笑)なのです)

「スクワット」・「かかとの上げ下げ運動」も倒れないように側に寄り添いつつ、またも掛け声でテンションを上げながら取り組みました。
(父にも回数を数えてもらいます。声を出すことも嚥下機能を低下させてない為に重要です)

この3つの運動は割と定着してくれました。
(やる気がない時はやってくれないのでこちらも意固地にならず、その際はあきらめることもストレスを溜めないために重要です)

また日常生活の役割分担も日々の生活の動作を忘れないようにルーテイン化して、役割を果たしてもらっていました(こちらに関しても時折やる気がでないこともあったのでその際はあきらめる!)

一緒に住んでる家族もそうでない兄妹もできることを共に協力しながら父の症状が緩やかに進むように心がけて過ごしていました。

元々、父は家の中で過ごすことも好きでしたが仲の良い方に会ったり外出や旅行も好きでした。

この病気の特徴は「うつ症状」も出てきて家に篭りがちになる傾向もあるので
「行方不明事件」や「排泄問題」もあったので外出は怖いとは思いましたが
家族で父を送迎したり、排泄にはパットを装着するなど工夫してなるべく家に篭らないように努めました。

病気が進行してその都度悩むことも多くはあったけれど私たちの願いは
「父が父らしくいられて一緒に楽しく暮らしていきたい」
というのが家族の共通意識だったので、できる限り協力し合いながら日々を過ごしていました。

とはいえ問題は次々と起きるので、家族だけでどうにかしたわけではなく医療・福祉の方々にもお世話になったり施設も利用させて頂いていました(このお話も今後描かせて頂きます)

次回は病気が進行していく中で、父と生活している母と私が抱えている悩みや協力して欲しいことを他の兄妹達に理解してもらう為に開いた「兄妹会議」のエピソードを描いていこうと思っています。

まだ今現在の状態までは長いお話になりますが、しばしお付き合いお願い致します!