資産とひと口に言っても、
・現金
・そうでないもの
とあります
全部ひっくるめて、一度テーブルの上に並べるといいですね。リスト化して全体を把握する。
考えられる項目としては、
・銀行の預貯金(普通、定期)
・生命保険
・株
・投資信託
・クレジットカード
・借金(負の資産も!)
etc
などがあります。
そしてまずやること(私がやったこと)は、
1.銀行口座がたくさんある場合、使わない口座の洗い出し。休眠口座はないか?
そしてその後は親の状態にもよりますが、
2.口座を一つにまとめていく
3.定期預金を解約、普通預金へ
私の親は、「すべての卵を一つのカゴに入れない」主義で、いろんな銀行に預貯金がありました。
また母は専業主婦でしたが、母名義の口座も父と同じくらい作っていた。でも公共料金の引き落とし、年金の入金等のメインの銀行があるので、そこに集結させていきます。
定期は今どきほぼ利子はないので、さっさと普通預金にまとめる。
なぜ普通預金に入れておくといいかというと、
大きいお金が必要なとき(介護に関わる家の改修、施設入居等)に、普通預金口座だとコドモである我々がお金を動かすことができる可能性があるから(※銀行では推奨されていないようです。ご自身で行う場合は、銀行に一度相談してください。)
定期に入れたままだと、本人が窓口に行かない限り全く引き出すことができません。
そうなると我々コドモ部隊がたて替えることになる!
4.クレジットカードの解約
これも親の状況によってタイミングが違います。
でもどんなクレジットカードを持っているか、知っておくことが重要。
全然使っていないのに、知らないうちに毎年年会費だけが粛々と引き落とされていくケースもあります。これは悔しい。
5.株の売却
タイミングを見て、親が元気で判断力があるうちにやりたいです。
資産以外にも、年金額も知っておきたい。
私の場合、両親が体力的にお金を下ろしに行けなくなり代理でATMにいくようになって記帳することで知りました。(※こちらも銀行では推奨されていませんので、ご自身で行う場合は一度銀行にご相談ください。)
繰り返しになりますが、大前提として
「親の介護は親の資産で」
これを常に頭の隅に置いておきます。
これから介護状態になっていった時に、その財布の大きさに合わせて介護をしていくのが基本。
もし親の財布の大きさがわからなくて、「今まで育ててもらったから、助けてあげよう」というキモチで自分のお金を持ち出すと、将来親コドモとも共倒れになる可能性も。
お金に関してはとにかく冷静に、感情で動かないことです。
定期預金を普通預金に移すこと、また銀行によってはその銀行オリジナルの家族信託もあります。
でも前回書いた通り、父は認知症が進んでこれらを理解することができず断固拒否。
幸い母は理解できたため、母名義の定期口座を普通預金に移すことで現金が手元に。後々困ることはありませんでした。
資産のリスト化がすでに綴られていた、母のノートにも感謝です。