やわらかくて食べやすい◎
ひな祭りを彩る簡単デザートのレシピ

3月3日はひな祭り。どのようなメニューにするか、お決まりでしょうか?
家族が集まるとなると、簡単なものでもイベントらしいメニューがあると、テーブルが華やぎますよね。

今回はひな祭りのデザートにぴったりの「カラフル豆腐白玉」のレシピを紹介します。
普通の白玉団子より噛みきりやすく、やわらかく仕上がります。
ひな祭りの豆知識も紹介するので、あわせてお楽しみください。

知るとイベントがさらに楽しくなる!ひな祭りの豆知識

レシピを紹介する前に、ひな祭りに関する豆知識を3つ紹介します。
家族みんなが集まる際の話題づくりや、クイズにしても盛り上がりそうですね。
ぜひ知識を深めてみてください。

ひな祭りは何をする日?由来は?

3月3日のひな祭りは、女の子の幸せや健やかな成長を願ってお祝いする日です。ひな祭りの時期は桃の花が咲くころなので「桃の節句」ともいわれます。

ひな祭りの由来は、平安時代。人形に災いを移して厄払いをする風習と、上流の女の子の遊びである「ひいな(人形)遊び」が結びついたのがはじまりだといわれています。

またひな祭りが3月3日に決まったのは室町時代ごろ、また女性のお祭りとなったのは江戸時代ごろといわれています。

現在では、ひな人形、ひし餅、ひなあられを飾り、はまぐりのお吸い物、ちらし寿司などの料理でお祝いするのが一般的です。

ひし餅の緑色・白色・桃色の意味は?

ひし餅は一番下が緑色、真ん中が白色、一番上が桃色です。緑色は木の芽、白色は雪、桃色は生命を表しており、春の訪れを表現しています。

また、ひし餅を砕いて作るひなあられも、同じように3色となっています。

はまぐりやちらし寿司を食べる理由は?

ひな祭りの定番メニューである、はまぐりやちらし寿司。食べる理由は下記があります。

・はまぐり:2枚の貝殻がぴったりと合わさることから、夫婦円満を表し、良縁に恵まれるように願いが込められている
・ちらし寿司:春らしく彩りが鮮やかで、縁起のよいエビやれんこんなどが使われている

はまぐりは弾力があって噛みづらいので、小さなお子さんや高齢の方は、お吸い物の「だし汁」だけにしてもよいかもしれません。その際はカラフルな麩を入れると、華やかになりますよ。

やわらかくて食べやすい◎カラフル豆腐白玉のレシピ

ひな祭りカラーである、緑色・白色・桃色のカラフルな白玉団子です。
水を使わずに豆腐を入れてこねるので、普通の白玉団子に比べて、やわらかく噛みきりやすいのが特長です。また冷めても硬くなりにくいので、早めに準備しておいてもおいしく食べられます。

緑色は抹茶を使い、桃色はいちごジャムを使っています。いちごジャムだけだとやさしい桃色になるので、はっきりとした桃色にしたい場合は、食紅を少々使用しましょう。
食べる機能に問題のない方に向けたレシピですが、ひな祭りを彩るデザートにいかがでしょうか。
さらに食べやすくするコツや注意点を記載しているため、最後までチェックしてくださいね。

カラフル豆腐白玉の作り方

<材料(小さめ45~60個前後分)>
【白】
白玉粉…30g
絹ごし豆腐…45g
【緑】
白玉粉…30g
絹ごし豆腐…45g
抹茶(粉末)…少々
【赤】
白玉粉…30g
絹ごし豆腐…30g
いちごジャム…15g
【シロップ】
水…90ml
砂糖…大さじ1
※炭酸飲料や、果物の缶詰シロップなどで代用可
【飾り】
茹であずき、果物など…適量

<作り方>
1.シロップの材料を耐熱ボウルに入れ、電子レンジ(600W)で約1分加熱し、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やす。

2.白玉団子を3色分作る。それぞれの材料を別々のボウルに入れて、手でよく混ぜる。

はじめはぽろぽろとしていますが、よくこねると徐々にまとまるようになってきます。

いちごジャムだけだと色味がさみしい場合は、食紅を少々足してください。

3.2を直径1~1.5cmほどの大きさに丸め、中央を指でくぼませる。鍋に湯を沸かして茹でる。
浮き上がってきてから1~2分茹で、氷水にとって水気を切る。食べやすくする場合は、4等分に切る。

4.器に3を盛り、1のシロップをかける。お好みで茹であずきや果物などを添える。

<さらに食べやすくするポイント>
茹であがった豆腐白玉を4等分に切って小さくすると、さらに食べやすくなります。

また、もう少しやわらかくしたい場合は、豆腐の分量を60gほどに増やしてみてください(桃色の白玉団子の場合は45g)。手でギリギリ丸められるくらいのやわらかさです。
丸めにくいときは、手を少しだけ濡らすようにすると丸めやすくなります。

<注意>
豆腐を入れてやわらかく噛みきりやすいようにしていますが、誤嚥や窒息の心配がなくなるわけではありません。
小さなお子さんや、噛む力や飲み込む力に心配のある方は、食べないようにしましょう。
また食べる際は、落ち着いた環境でゆっくりと噛んで食べてくださいね。

可愛いデザートで、ひな祭りを盛り上げよう!

カラフルな可愛いデザートは、ひな祭りを盛り上げてくれます。
注意する点を守り、おいしく安全に、ひな祭りを楽しみましょう!