忙しい時期が続くと「どうも胃腸が疲れているな」……と感じる方も多いのではないでしょうか。食べすぎやストレスなどで負担のかかりやすい胃腸を整えて、スッキリした毎日を送りたいですよね。
今回は疲れた胃腸を労わるポイントと、胃腸を休ませたいときにぴったりの、あたたかスープレシピを紹介します。
疲れた胃腸を労わるポイント
「なんだか胃が重たい」「お腹の調子が整いづらい」……などと感じたら、胃腸が疲れているサインかもしれません。早めに対策をして、なんとか乗り切りたいものです。
どのような点に気をつけるべきか、ポイントを3つ紹介します。
・消化にやさしい食べ物を選ぶ
胃腸の負担を減らすために、消化にやさしい食べ物を選びましょう。
脂質や繊維質の少ない食べ物は素早く消化されるため、胃腸への負担を減らせます。
蒸し物、煮物、スープなど、やわらかくあっさりとしたメニューがよいでしょう。
反対に、消化に悪い食べ物は胃腸に刺激を与えてしまい、調子を崩す原因になりかねません。
胃腸の不調を感じたときは、こってりしたものや刺激物は避けるようにしましょう。
【消化にやさしい食べ物】
白米(やわらかめのご飯・お粥)、食パン、卵、豆腐、鶏肉、白身魚、白菜、大根、きゃべつ、かぼちゃ、りんごなど
【避けたい食べ物】
菓子パン、ラーメン、脂質の多い肉(バラ肉やベーコンなど)、揚げ物、ごぼう、たけのこ、香辛料など
・よく噛んで食べる
よく噛んで食べることを意識してみましょう。
唾液がよく分泌されたり、食べ物が細かく砕かれたりすることで、食べ物の消化を助けてくれます。
特に「食事時間が10分以内」という方は要注意。
食事にかけている時間が短めのため、よく噛んで食べていない可能性があります。
噛む回数を増やすには、一口の量を少なくしたり、噛む回数を意識したりしてみるのがおすすめです。
胃腸の疲れを感じているときは特に注意してみましょう。
・カフェイン、お酒などの刺激になるものは控えめに
忙しいときやストレスを感じているときに、カフェインを含む飲み物やお酒の量が、つい増えてしまっていませんか?
胃腸の粘膜を荒らしてしまう原因になるため、できれば控えめにしたいもの。
また空腹時に飲むのを避けるのも、胃腸を守るポイントです。
やさしい甘みの中華風コーンスープのレシピ
胃腸を労わりたいときにぴったりの、中華風コーンスープのレシピを紹介します。
とうもろこしの粒をすりつぶした「コーンクリーム缶」を使っているので消化にやさしく、栄養価の高い卵を使っているのがうれしいポイントです。
コーンのやさしい甘みと、卵のマイルドな味わいを楽しめます。
とろみがついているので冷めにくく、体がポカポカと温まります。
・やさしい甘みの中華風コーンスープの作り方
<材料(2人分)>
コーンクリーム缶…1缶(約180g)
卵…1個
水…200ml
鶏がらスープの素(顆粒)…大さじ1/2
塩、こしょう…少々
水溶き片栗粉…適量
小ねぎ…適量
<作り方>
1.鍋にコーンクリーム缶、水、鶏がらスープの素を入れて中火にかける。煮立ったら弱火にし、塩、こしょうで味をととのえる。
2.水溶き片栗粉でとろみをつけ、溶き卵を流し入れて火を通す。器に盛り、小口切りにした小ねぎを散らす。
<ポイント>
玉ねぎ、にんじん、白菜などの消化によい野菜を加えるのもおすすめです。
やわらかくなるまで煮てから、コーンクリーム缶を加えましょう。
寒い時期は早めの体調ケアを心掛けよう
寒く乾燥する時期は、感染症が流行しやすい時期です。
胃腸の調子が崩れてしまうと、免疫力が落ちたり、必要な栄養素が不足したりしてしまい、体調を崩してしまいかねません。
調子を崩し切ってしまう前に、早めの体調ケアを心掛けましょう。