寒さの続く2月は、冬から春にかけて旬を迎える野菜がおいしい時期です。
どれも栄養価が高く、体調管理や健康づくりを支えてくれる野菜ばかりです。
特にたくさん食べたい小松菜・大根・にらは、どのような栄養価があるのか見てみましょう。
またマンネリ防止や、大量消費にも役立つ旬レシピも紹介します。
2月の旬の野菜の魅力
2月に旬を迎える野菜の中でも、特に栄養価が高い小松菜・大根・にらについて紹介します。
・小松菜
1年を通して出回る小松菜ですが、本来の旬は12月から2月にかけての冬です。
冬の小松菜は寒さに耐えるため、甘みを蓄えて葉がやわらかくなっています。
小松菜は野菜の中でも栄養価が高く、特にカルシウムや鉄が豊富です。
カルシウムは牛乳の約1.5倍、鉄はほうれん草(通年)の1.4倍もの量が含まれています。
丈夫な骨を作ったり、貧血を防いだりと、旬にたくさん食べたい野菜のひとつです。
・大根
大根は通年出回る野菜ですが、本来の旬は小松菜と同じく、12~2月の冬です。
大根も寒さに耐えるため、甘みが増して辛みが少ないのが特徴となっています。
大根は食物繊維やビタミンCなどさまざまな栄養素を含みますが、注目したいのは「イソチオシアネート」という成分です。
イソチオシアネートは大根の辛味成分であり、すりおろしたり切ったりしたときに作られます。
イソチオシアネートは発がん物質の排出を高める作用があると考えられており、がんの予防に役立つとして期待されています。
また、旬の時期は葉付き大根がよく出回ります。
大根の葉は栄養価が高く、カルシウム、鉄、ビタミンA、ビタミンC、食物繊維などが豊富で、いずれも小松菜を上回る含有量です。
大根の葉は、炒め物、煮物、ふりかけなどに大活躍。
葉付きの大根を見かけたら、ぜひ手に取って活用してみましょう。
・にら
冬から春にかけて旬を迎えるにら。
この時期のにらは、葉がやわらかく、風味が高くなっています。
にらは、高い抗酸化作用を持つビタミンエース(A・C・E)が豊富です。
細胞にダメージを与える活性酸素から体を守ってくれ、免疫機能の維持や老化の防止など、さまざまなうれしい働きが期待できます。
大根としらすのもちもちチーズお焼き(チヂミ)のレシピ
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2月が旬の大根を使った「大根としらすのもちもちチーズお焼き(チヂミ)」のレシピを紹介します。
千切りにした大根を使って、もっちりとしたお焼きを作ります。
定番メニューに飽きたときのマンネリ防止や、大根が余っているときにもおすすめできるレシピです。
しらすとチーズで栄養強化して、おいしく健康的に旬の野菜をいただきましょう。
・大根としらすのもちもちチーズお焼き(チヂミ)の作り方
<材料(2人分)>
大根…200g
しらす干し…大さじ3
小ねぎ(小口切り)…2~3本分
ピザ用チーズ…30g
鶏がらスープの素…小さじ1/2
塩…少々
片栗粉、薄力粉…各大さじ2
水…大さじ1
ごま油…適量
ポン酢しょうゆ(お好みで)…適量
<作り方>
1.大根は千切りにしてボウルに入れ、鶏がらスープの素、塩を加えてよく混ぜ、水分が出るまで5分ほどおく。出てきた水分はそのまま生地に混ぜ込んでください。
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2.1にしらす干し、小ねぎ、チーズを入れて混ぜ、片栗粉、薄力粉、水を加えてさっくり混ぜ合わせる。
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3.フライパンにごま油を入れ弱めの中火~中火で熱し、2を広げて焼く。3分ほど経ち焼き色がついたら上下を返し、さらに2~3分焼く。
食べやすい大きさに切り分けて器に盛り、お好みでポン酢しょうゆを添える。
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<ポイント>
2 の工程では生地のまとまりがないように感じますが、焼くとしっかり固まります。
生地をフライパンに広げて形を整えたら、焼き色がつくまで触らないようにしましょう。
上下を返す際は、フライパンのふたなどにすべらせるようにして取り出し、ふたごとひっくり返すと、崩れずにできます。
旬の野菜を食卓に!
旬の野菜はおいしくて栄養価が高いだけでなく、比較的安価に手に入りやすいのも魅力です。
さまざまなメニューで旬の野菜を取り入れて、旬ならではの味わいを存分に楽しみましょう。